運転中に子供がグズっても焦らない。モフモフのロボットがあやします
我が子のはじめての友達はモフいロボ。 車社会の日本では、小さな赤ちゃんでもチャイルドシートに乗せて移動することが日常かと思います。 【全画像をみる】運転中に子供がグズっても焦らない。モフモフのロボットがあやします ですが運転中、後部座席で泣く赤ちゃんをあやせないんですよね。声をかけ続けるくらいしかできず、バックミラーで顔が確認できればまだ良いものの、チャイルドシートが後ろ向きだとそれも叶いません。
親子に連動するモフいロボ
日産自動車とアカチャンホンポが開発したのは、運転中の子守りをお手伝いするぬいぐるみ型ロボ「INTELLIGENT PUPPET イルヨ」。赤ちゃんに手を振ったり、いないいないばぁなどのアクションで目を引きます。 また日産のセンシング技術(※)を利用した搭載カメラで、赤ちゃんが起きているか寝ているかが判断できる機能もあります。運転席に置かれた子機「ベビー イルヨ」の目が連動して開閉するので、親はそれを確認できます。 ※センサーを用いて画像や温度、振動、音などの情報を計測し定量化する技術のこと。
9割の赤ちゃんに効果アリ
「イルヨ」は「いるよ」、「いないいない、ばぁ」、「こっちだよ」、「お歌を歌うよ」の4種類のウェイクワードに合わせてアクションを行います。 開発時の実験では11組の親子が参加。9割の赤ちゃんが「イルヨ」に注視し、触ろうとしたり一緒に動くなどの効果があったとのこと。親の顔でもない、毛玉みたいぬいぐるみなのに不思議です。
カラバリは3種類
「イルヨ」の色はレッド、ピンク、バニラの3種類。視力が弱い赤ちゃんが認識しやすい赤色を軸に、暗い色のシートに対してコントラストが強く見える色が選ばれました。ちゃんと根拠があるんですね。 まだコンセプトの段階なので、発売についての言及はありません。2月11日までは、アカチャンホンポ ららぽーと横浜店で特別体験会が行われていますが、その後も開催されるでしょうか? 運転中だけでなく、家の中でも役立つ場面が多そうです。もし発売されるなら、アカチャンホンポでの取り扱いになるでしょうね。 Source: YouTube, X, 日産自動車株式会社 via designboom
岡本玄介