見るだけでイメージどおりに打てる!? 人気の「TOUR B」ボールに追加された“マインドセット”ってなんだ?
この3段階のステップを踏むことでショット前のルーティンが完了し、イメージどおりのショットへと繋がるということなんです。 なるほど、そういう仕組みなのですね。ただ単にターゲットに合わせるためだけのマークではなく、自分がショット前にやるべき大切なことをルーティン化させるためのマークということですね。
ショット前に集中することができる
さっそく僕もやってみました。まずはドライバーショットの時にやってみたのですが、まずはティーアップの時に矢印を自分の打ち出したい方向に向けます。たったこれだけのことですが、意外と難しいんですよね。構えてみると、ちょっと方向が違うな~ってことになったりするので、これは慣れが必要かも。
次に黄色い円を見てショットのイメージをしました。僕はフェードヒッターなので、ほんの少しだけ左に飛び出してから、落ちぎわに右に戻る球筋をイメージ。弾道は中弾道を頭に描きます。 そして最後に緑の丸を見て、しっかりと集中してからショットしました。 そもそも、こういうルーティンを今までやってこなかったので少し戸惑う部分もありましたが、ショット前に弾道をイメージするということは意識していたので、それがしっかりと忘れずにできるというのはいいですね。 どうしてもイメージできないうちに打ってしまったり、イマイチ集中できないまま打ってしまうことがあるんですよね。そういう時は、だいたいミスショットになります。マークを見ることで、しっかりとイメージや集中ができるようになるというのはいいことだと思います。
ストローク前の動きをルーティン化できるのがいい
次にパッティングでもやってみました。もともと僕はボールにラインを引いたりしないので、ターゲットに矢印を合わせるというのが苦手なんです。置いたときと構えた時の見え方が違うので、うまく合わせられないんですよ。 でもこのボールの矢印は大きめなので、細いラインのようにシビアにならなくていいのでよかったです。
そして黄色い円を見てラインをしっかりとイメージします。これは本当にパッティングの時には大事なことだと思うので、しっかりルーティン化できるのはうれしいですね。そして最後に緑の円を見て集中してからストロークします。 意外といいかもしれません。ラインを合わせるクセがないので、ちょっとターゲットに向けてボールを置くのが面倒だな、と最初は思いましたが慣れてくると1~2メートルくらいのパットの入る確率が上がってるような気がしました。 ラウンド中には、2打目以降はこのマークがいろんな方向を向くのでショットの時に気にならないかな~と思っていたのですが、ほとんど気になりませんでした。逆に自分のボールだと見分けやすくてよかったです。 ルーティンがしっかりしていると、プレッシャーのかかるホールでもいつも通りの平常心で打てるようになります。もしかしたらこのボールを使うだけでスコアがよくなるなんてこともありえる話なんじゃないかと。 プリントされているボールは「TOUR B」シリーズのボールですから、性能的には素晴らしいし、これは一度試してみる価値があるかもしれませんよ。アメリカではこのボール結構売れてるらしいです。
野村 タケオ