【ツール・ド・フランス2024 レースレポート:第6ステージ】オランダチャンピオンのフルーネウェーヘンがスプリント勝利 「赤・白・青のジャージでツールを勝てるのは最高の気分!」 前日劇的勝利のカヴェンディッシュは20位で終える
調子が良すぎるあまり、ついつい空回りしてしまっていた。あれこれ考えずにシンプルに。強力トレインを擁するライバルチームに対しても、今のコンディションなら勝てる自信があった。 【ハイライト】ツール・ド・フランス 第6ステージ|Cycle*2024
2日連続となったスプリント決戦。ツール・ド・フランス第6ステージは、ディラン・フルーネウェーヘン(ジェイコ・アルウラー)が混戦を抜け出して一番にフィニッシュラインを通過。7回目のツール出場で通算6勝目となるステージ優勝を挙げた。
「本当にうれしい。最高の気分だよ! 赤・白・青のジャージ(オランダチャンピオンジャージ)を着て走るだけでも画になっていると思うけど、勝てばなお美しいんじゃないかな。僅差だったからウイニングセレブレーションができなかったけど、1位なのは確かだからね。すごく誇らしいよ」(ディラン・フルーネウェーヘン)
前日は、マーク・カヴェンディッシュ(アスタナカザクスタン)のステージ優勝記録35勝の達成に沸いた。一夜明けてもその余韻はどこか感じられる。カヴェンディッシュ擁するアスタナカザクスタンのチーム車両がスタート地点に着くだけでファンは熱くなり、レース前のステージ登壇で彼の名が呼ばれるや、地鳴りのような歓声がスタート地・マコンに響き渡った。第5ステージを勝った後、取材陣に「もっと勝ちたい」と口にした“マン島超特急”。36勝目への期待が膨らむ。
連日の平坦ステージ。ゆったりと進んだ前日とは打って変わって、リアルスタート直後から時速50kmを超えようかというハイスピードで進行する。10km地点に設定された4級山岳は、マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュを着るヨナス・アブラハムセン(ウノエックスモビリティ)がポイント加算をかなえ、後からやってきたアクセル・ジングレ(コフィディス)と少しばかりの逃げ。ただ、そう時間は置かずに中間スプリントポイントに向けてスピードが上がる集団に引き戻され、プロトンは再び一団のまま進行することとなる。
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