超学生さん、こっちのけんと

こっちのけんとがパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「G-SHOCK presents THE MOMENT」（毎週金曜17:00～17:25）。さまざまなゲストをお迎えし、生まれてからこれまでの時間のなかで、人の心に刻まれている「人生が変わった瞬間（THE MOMENT）」を探ります。 【写真を見る】2週目の放送スタジオにて。ピースサインをする超学生さん、こっちのけんと 10月18日（金）と25日（金）の放送では、現在注目の歌い手「超学生（ちょうがくせい）」さんがゲストに登場。18日の放送では、“歌ってみた”動画に関するエピソードを語ってくれました。

2001年生まれの超学生さんは、11歳の頃に初の「歌ってみた」動画を投稿して以来、コンスタントに動画投稿を継続。YouTubeでのカバー曲総再生数は5億3,000万回以上。 2020年12月には、初のオリジナル曲「ルーム No.4」のミュージックビデオを投稿し、以降はオリジナル曲も続々と発表しています。

ーーこの番組では、ゲストの方の人生が変わった瞬間、モーメントを伺っていきます。番組前半に伺った超学生さんの1つ目のモーメントは「2011年 テレビCMでボーカロイドの存在を知る」でした。

◆小学生でレコーディングに挑戦!?

こっちのけんと：続いて、2つ目のモーメントは？ 超学生：「2012年 歌ってみた動画を初投稿する」です！ こっちのけんと：早いね！ 小学5年生ぐらいってことですよね。 超学生：でも、当時すでにそんなに珍しくなかったんですよ。 こっちのけんと：マジっすか！ どうやって撮影したんですか？ 超学生：無料の音声編集ソフト「Audacity」を使って、父から借りたパソコンのおまけの小さいピンマイクで音割れさせながら録りました。そこから、ネットに載っていた「歌ってみた」の作り方講座のままの処理をしましたね。一丁前にハモりも入れたりして（笑）。 こっちのけんと：ハモりは（「歌ってみた」の原曲を聴いて）自分で気づかれたんですか？ 超学生：頑張って本家から聴き取っていました。 こっちのけんと：めちゃくちゃ耳がいいタイプだ！ 超学生：いや～、今聴くと全然そんなことないです（笑）。 こっちのけんと：レコーディングして編集して投稿するっていうのを小5で!? あと、この時期だと声変わりもありますよね？ 超学生：はい。小さいなりに苦悩していたと思います（笑）。あと、周りの意地悪な人たちからは「小学生は声変わりしたら終わりだね」って言われるんですよ。 こっちのけんと：なるほどなあ～。 超学生：抗えないものなので、当時は悩んでいたと思いますね。 こっちのけんと：そもそもなんですけど、レコーディングして投稿しようと思ったきっかけは何ですか？ 僕の場合は、「歌を歌いたい！」と思って、カラオケとかお風呂場で歌って発散しています。なので、なぜレコーディングまでいけたんだろうなと。 超学生：歌うのは好きっていう気持ちはもちろんありますが、それよりも、自分の録った音源がプロのCDのような形になるのが好きなんです。 こっちのけんと：ちょっとわかるなあ～！ 超学生：漫画家さんで言うところの、“SNSで投稿していた漫画が紙になると嬉しい”っていう感覚ですね。それに近い感覚がいまだにあります。 こっちのけんと：ものづくりの完成系の楽しみ方ですね。