元櫻坂46・菅井友香が仕事をする上で一番大切にしていること「120%の力でやり遂げることで次に繋がっていく」
2022年に櫻坂46を卒業後、バラエティ番組やラジオMCだけでなく、俳優としても活躍の場を広げる菅井友香さん。テレ東ほかにて放送中のドラマ『チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ』では、中村ゆりかさんとW主演を務めている。漫画『チェイサーゲーム』のドラマ化第2弾として、原作にはない設定とオリジナルストーリーで描かれる本作。グループ卒業後ドラマ初主演となる菅井さんに、演じる役への思いから、ご自身が仕事において一番大切にしていることについて、お話を伺った。 【画像】清楚……元櫻坂46・菅井友香さんの魅力たっぷりな写真を見る!
精いっぱい日々食らいついていた撮影期間
ドラマ出演は約7年ぶり。久しぶりのドラマ撮影現場は、菅井さんの目にどう映ったのか。 「これまで舞台にはいくつか出させていただきましたが、ドラマは欅坂46のときにメンバーと一緒に出演した作品以来。グループ卒業後初めてとなるドラマ出演で、中村ゆりかさんとのW主演という大役を任せていただけたことが、本当に光栄で嬉しかったです。 舞台とは違って、映像作品は撮っていく順番がバラバラなこともあるので、1話撮って8話撮って、また1話を……と、頭の中がこんがらがるときも(笑)。パッと気持ちを入れ替えて、そのシーンの雰囲気、役の感情に入り込まなければいけないので、その切り替えは慣れていない分すごく難しかったですね。でも、『任せていただいたからには応えられるように頑張ろう』と、精いっぱい日々食らいついていた撮影期間でした」
本作の舞台はゲーム開発会社。レズビアンの上司と部下2人の恋愛模様を軸に、LGBTQ+や労働問題、セクハラなど、社会課題にも切り込んでいる。菅井さんが演じるのは、日中共同のビッグプロジェクトのリーダーに抜擢される春本樹。大学時代に交際していた林冬雨(中村ゆりか)がクライアント先の責任者として現れたことで、心の奥底に閉じ込めていた感情が動き始める。 「私が演じる樹は、すごく真面目で正義感が強くて、曲がったことが嫌い。プロジェクトのリーダーを任されてやる気に満ちあふれていて、仕事に邁進する女性です。でも、そんな真面目なところがありながらも、すごく自分の気持ちに正直な一面もあって。特に恋愛……元恋人・冬雨と再会すると、心が揺れ動いて感情的になってしまう、ギャップのあるキャラクターだと感じました。 樹の中には、複雑な感情が積み重なっているんですよね。同性愛者であることを周りに言えずにいて、祖母からは『早く孫が見たい』と結婚への圧をかけられていることにモヤモヤしたり。冬雨との過去も、自分の中で無理やり整理をつけたはずなのに、その想いをやっぱり抑えきれなくなったり……。そんな樹が抱える感情と向き合いながら、丁寧に役作りしていきました。 “復讐愛憎劇”と銘打っていますが、恋愛模様だけでなく会社内外の人間模様などさまざまな要素が詰まっているので、色々考えさせられることもありつつ、ハラハラドキドキしながら楽しく観ていただけると思います」