今だから見返したい、ヒカキンの炎上回避方法 トップYouTuberのSNSでの立ち回りに注目
誰かが炎上する度に評価が上がる人気YouTuber・ヒカキン。ヒカキンが以前動画で紹介した「炎上回避法7箇条」は、つい最近もまた、動画クリエイターが起こしてしまった騒動で注目を集めることとなったのだ。ヒカキンが提唱する「炎上回避法7箇条」とは一体どういうものなのか。全SNSユーザー必見の対策を改めてみていこう。 【写真】ヒカキン流、「炎上回避法7箇条」 2006年にYouTubeチャンネルを開設後、登録者数1890万人を突破するなど名実ともに日本を代表する動画クリエイターとなったヒカキン(2024年8月13日時点)。人気も好感度も抜群のヒカキンが2022年5月に投稿し、今もなお支持されている動画がある。その動画は、「【大人向け】ヒカキン流、炎上回避法7箇条。この動画が広まると炎上がこの世から無くなります。」と名付けられたコンテンツ。ヒカキンの実体験も踏まえて作られた、SNS利用におけるバイブルのような動画だ。 この「炎上回避法7箇条」は、「LINEやDMは全て流出すると思うこと」「裏アカを作らない」「デジタルタトゥーを常に意識する」「ネットでマイナス発言しない」「アンチと付き合わない」「不特定多数の人がいる所には行かない」「常に最悪な事態を想定する」というもの。YouTuberなどのインフルエンサーのみならず、全SNS利用者が知っておきたい項目ばかりが並んでいるように感じられる。 とくに裏アカについては「ノートにしよ!」と、文房具店などでノートを購入し、そこに気持ちを書き込み、保管することを提案。デジタルタトゥーに関しては、「1度出たら一生残ります!」と発言し、「その何気ない1つぶやき、1投稿! 本当に投稿ボタンを押していいのか、今よりも慎重になってはいかがでしょうか?」と問いかけ、「あの投稿ボタンを押さなければ、私は炎上しなかった……っていう本当にそれがあるんですよ」と力説している。 残念なことについ最近、ある人気YouTuberがSNSでの誤爆を発端に大炎上することとなってしまったが、もしそのYouTuberがヒカキンのこの7箇条を実践していたら炎上を回避できていたのではないだろうか。 しかしヒカキンの鉄壁な炎上回避法をもってしても、時には炎上、または炎上一歩手前に陥ってしまうことも。2024年5月、わずか1か月間でチャンネル登録者数約420万人を増加させたカウンター動画では、ヒカキンが「YouTubeの新時代を開幕させてしまいました」と発言したことなどを含め、「ヒカキンも堕ちたな」「ほんと価値のない数になるのが嫌すぎ」など批判的なコメントが多く寄せられる事態に発展。 コメント欄が荒れるなか、ヒカキンがファンの信頼を取り戻すために投稿したのは、「セブンの豚焼肉弁当が最強すぎる!」だった。この動画は2012年10月21日に投稿したセブンイレブンの焼肉弁当をレビューした動画のリメイク版で、画角や照明、食した感想、編集まで完全にシンクロさせたもの。見事な原点回帰だった同動画の概要欄にヒカキンは、「ファンの皆さんのコメントは全て届いています。時代の流れに合わせて変化はしなくてはなりませんが、あの頃の初心を忘れず、頑張ります。」と記載。長年のファンの気持ちを汲み取った動画を投稿することで、批判を一瞬にして消し去ったのだ。 さらに今年1月1日の結婚発表後、間も無くして週刊文春が報じたヒカキンの二股疑惑。視聴者をはじめ世間がザワついているなか、ヒカキンは報道と同日に動画を投稿、全面的に非を認め、謝罪したことは記憶に新しい。この一件は、理不尽ともいえる週刊誌の報道にみせた誠実な対応に称賛が集まったのだが、何よりも“文春砲”に光の速さで対応したヒカキンの火消し術もまた、目を見張るものがある。 SNSユーザーが炎上を回避するための対策を施すことが必須となってきた昨今。1度の炎上が命取りになりかねないなか、再度炎上回避法を考えるときがきている模様。しかしながら炎上回避の対策にとどまらず、炎上した際の好感度回復やスピード鎮火といった立ち回りは、ヒカキンのトップクリエイターたる所以といえるだろう。
せきぐちゆみ