就任会見に臨む小谷野栄一打撃チーフコーチ＝西宮市内（撮影・甘利慈）

阪神は21日、来季のコーチングスタッフを発表した。 藤川球児新監督（44）を迎えて臨む来季はヘッドコーチを置かず、藤本敦士内野守備走塁コーチ（47）が〝ヘッド格〟の総合コーチを担当。投手、打撃、守備走塁の部門ごとにチーフコーチを置くなど、新たな体制でチーム運営を行っていく。平田勝男ヘッドコーチ（65）は2軍監督に、和田豊2軍監督（62）は1,2軍打撃巡回コーディネーターに就任。片山大樹ブルペン捕手（49）がブルペンコーチを兼務するほか、俊介2軍野手コーチ（37）、梵英心2軍打撃コーチ（44）、小谷野栄一1軍打撃チーフコーチ（44）が新たに加わり、金村暁1軍投手コーチ（48）は3年ぶりに同職に復帰する。5人のコーチはこの日に西宮市内で就任会見に臨み、今季までオリックスで打撃コーチを務めていた小谷野氏は「現役時代にセ・リーグを経験したことがなかったので、そういう意味では自分自身のチャレンジ。最初はできるかどうかいろいろと考えましたけど、できるかどうかじゃなくて、『この機会を逃したらいつチャレンジするんだ』と。やるんだったら、こういう機会をいただいたからこそ全力でやってみようかなと思いました」と意気込みを語った。各コーチのコメントとコーチングスタッフは以下の通り。 【写真】岡田監督の退任にともない100本限定で販売された球団公認の赤ワイン「A．R．e．」 ■片山ブルペンコーチ兼ブルペン捕手　「驚いている気持ちと、うれしい気持ちと、しっかりとやっていこうかなという感じ。プレッシャーもありますし、責任感も伴ってくるので、しっかりと務めたい」 ■俊介2軍野手コーチ　「どうすれば選手が1軍の舞台でプレーできるのかとかをいろいろと考えながら、僕も選手と学びながら、切磋琢磨していければ」 ■梵2軍打撃コーチ　「想像もできなかったチームというのが正直、ありますけど、こうやってご縁をいただいたので、いま持っている引き出し、経験をファームの選手たちに教えていけるように、指導できるように頑張っていきたい」 ■金村1軍投手コーチ　「こんなに早く帰ってこられるとは思っていなかったですけど、離れていた2年間というのも選手がすごく気になって見ていましたし、そういった選手たちとまた一緒にやれるということはすごく幸せ」