大阪・海遊館のジンベエザメ「海」が海へ…新たに1頭が仲間入り
大阪の水族館「海遊館」(大阪市港区)が、世界最大の魚類「ジンベエザメ」の搬入・搬出を実施。10月2日の閉館後に作業がおこなわれ、翌日より新たな個体の一般公開がおこなわれる。 【写真】高知からやってくる、新入りジンベエザメ 2019年から「太平洋水槽」で飼育展示されているジンベエザメ「愛称:海(かい/オス、全長5.9m)」を搬出し、新たに「大阪海遊館 海洋生物研究所以布利センター」(高知県土佐清水市)からジンベエザメ1頭(オス、全長4.7m)を搬入する。 搬入・搬出に伴うジンベエザメの長距離輸送は、特製の輸送容器と大型トレーラーを用いた陸上輸送で実施される。搬出する「海」は以布利センターまで輸送し健康チェックをした後、記録装置を装着し、故郷である太平洋へ放流。1カ月にわたって、自然の海での回遊経路を調査するという。 また、新たに海遊館に搬入されるジンベエザメは、2024年から以布利センターで餌付けや健康管理に伴うトレーニング、血液検査がおこなわれており、同館搬入後は、健康管理・生態研究を継続しながら、2014年より海遊館で暮らす「遊(ゆう/メス、全長6.2m)」とともに2頭で展示される。 「海遊館」の入館料は16歳以上2700円、小中学生1400円、3歳以上700円ほか。営業時間は日によって異なる。