MLSでメッシの願いは全て叶う? マスチェラーノのマイアミ指揮官就任で“メッシ帝国”は加速する「MLS幹部は彼を満足させなければならない」
マスチェラーノとメッシの信頼関係は抜群
リオネル・メッシの所属するインテル・マイアミは、新指揮官にハビエル・マスチェラーノを招聘することを発表した。 マスチェラーノといえば、アルゼンチン代表を長く支えてきた同国のレジェンドプレイヤーだ。今夏はU-23アルゼンチン代表を指揮してパリ五輪を戦っており、指導者としても活動の幅を広げてきた。 では、なぜマイアミはマスチェラーノを招聘したのか。それにチーム最大のスター選手であるリオネル・メッシが絡んでいるのは間違いない。メッシとマスチェラーノはアルゼンチン代表、そしてバルセロナで長らくチームメイトだった。互いの信頼関係は抜群であり、マイアミはメッシ中心体制をさらに強化すべくマスチェラーノを招聘したのだろう。 地元メディア『Miami Herald』も、メッシの望むものは何でも叶えられると冗談交じりに取り上げている。マイアミ、そしてMLSはメッシを中心に回っているのだ。 「メッシは人間広告塔だ。彼が行くところは、どこでも満員になる。チケット価格を押し上げるのも彼だ。彼が着るピンクの10番ユニフォームは、アディダスのユニフォームの中で世界最大の売上を誇る。メッシこそ過去1年半のMLSの原動力なのだ。メッシはMLSの顔であり、リーグで最大の影響力がある。クラブのオーナーはもちろん、MLS幹部は彼を満足させなければならない。つまり、メッシが望むものは何でも叶えられるのだ」 「バルサ時代の仲間であるブスケッツ、ジョルディ・アルバ、ルイス・スアレスと再会したい?その望みは叶えられた。監督はマスチェラーノがいい?もちろんYesだ。マスチェラーノがクラブでの指揮官経験がなく、MLSのことも知らないことは気にしないように」 マイアミはプレイオフとなるMLSカップこそ落としたが、レギュラーシーズンではMLS史上最多となる勝ち点74を稼いだ。マスチェラーノはこのチームをさらに発展させるプレッシャーある仕事に臨むわけだが、メッシ帝国となっているマイアミは来季さらなる成功を収められるか。
構成/ザ・ワールド編集部