【地方競馬】高知のシンメデージーが西日本クラシック制覇 無傷の6連勝で新設重賞の初代王者
「西日本クラシック」(1日・園田) 開催3日目の11Rで行われ、2番人気で高知のシンメデージーが最終3角手前で3番手からスパートして、東京ダービー指定競走の新設重賞で初代王者に輝いた。2着は1番人気のオーシンロクゼロ、3着には5番人気のマルカイグアスの地元勢が続いた。 シンメデージーが無傷の6連勝で重賞連勝を決めた。他場への初輸送で17キロ減の馬体重になったが、それは杞憂(きゆう)に過ぎなかった。「数字はマイナスイメージになるが、イレ込みもなく輸送は問題なかった」と打越勇師。これで次走が大井になっても不安はない。 レースは無敗馬2頭での一騎打ちとなった。2周目の向正面で4連勝中のオーシンロクゼロが2番手から発進すると、3番手のシンメデージーも同時にスパート。「コーナーで少しもたついたが、直線で追えば追うほど伸びた」と吉村智。この勝利で鞍上は地方通算3400勝を達成した。 今回の1着でシンメデージーは3歳ダート3冠の東京ダービー・Jpn1の選出対象となる。「次走はオーナーと相談してだが、高知優駿(6月16日、高知)と東京ダービー(6月5日、大井)との両にらみ」と打越勇師。どちらになっても、狙うのは無敗でのダービー王だ。