CB、ボランチ、トップ下...マルチな才能を持つMF山村和也、横浜での起用法は?「どのポジションでも全力でやる」
「マリノスのサッカーに興味があった」
1月13日、2年ぶりの王座奪還を目ざす横浜F・マリノスが、日産グローバル本社で2024シーズンの新体制発表会を実施した。 【PHOTO】キューウェル新監督のもと覇権奪回を目指す横浜F・マリノスが新体制発表会を実施! 今季は8人の新加入選手がチームに加わったなか、「新たなチャレンジがしたいという気持ちがあったのもひとつですし、マリノスというチームにも興味があったので、中に入ってプレーしてみたいと思いました」と移籍の背景を語ったのは、川崎フロンターレから加入した山村和也だ。 2012年に鹿島アントラーズでプロデビューし、その後もセレッソ大阪、川崎でタイトル獲得に貢献してきた34歳は、「違うサッカーに触れて自分を成長させるというところでは、楽しみにしている部分が強い」という。 ここで気になるのが、山村の起用法だ。 中山昭宏社長が新加入選手を紹介する際に、「昨シーズンの夏場の(故障者が多かった)経験や反省を踏まえて、複数のポジションをこなせる選手、かつマリノスのフットボールスタイルに合う選手を迎えた」とコメント。山村は川崎ではCBでの起用が多かったが、鹿島ではボランチ、C大阪ではトップ下やトップもこなすなど、マルチな才能を持つ。 横浜では畠中槙之輔が昨年8月に負った右膝の大怪我で長期離脱しており、角田涼太朗は海外クラブへの移籍を前提とした交渉・準備のためチームを離れた。これらのことを踏まえれば、CBとして考えるのが妥当だろう。 ただ、新体制発表会で紹介された山村の登録ポジションは、これまでと変わらずMFだ。本人は「川崎ではディフェンスが多くて、マリノスではどうなるか分からないですけど、練習からどのポジションでも全力でやって、監督が判断してくれればいいかなと思います」と意気込む。 横浜で新たな一歩を踏み出した山村がどのポジションで、どんなプレーを見せてくれるか、大いに注目だ。 取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
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