「引越し先、飼えないから引き取って」高齢女性から棄てられた14歳のシニア犬 預かりボランティアと安息の毎日 第2の犬生へ朗報待つ
マロンはお星様になった
散歩も大好きで、上手に歩いてくれました。日差しを浴びながら気持ち良さそうに歩くその姿を見ると、ほっこりした気持ちになるスタッフでしたが、長時間歩かせるわけにもいかず、日々15分程度のゆるい散歩を続けていました。 散歩を終えると、マロンのお休みタイム。気持ち良さそうにスヤスヤ眠るマロンを前に、預かりボランティアさんはたびたびこう話しかけていました。 「この年齢だけど、最後まで諦めずに『ずっとのお家』を探そうね。それまではここがマロンの『家』だから安心して過ごしてね」 しかし、マロンにとってこんな穏やかで夢のある日々はそう長くは続かず、保護から約3カ月後に虹の橋を渡っていきました。 高齢で飼育放棄されたことを思うと悔しさが込み上げます。しかしそれでも犬生の後半で心ある人たちと触れあえ穏やかな日々を送れたことを、マロンがお空の向こうで喜んでくれていると良いなと思いました。 (まいどなニュース特約・松田 義人)
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