パリ五輪代表12人発表 五輪初出場の奈良岡功大「みんな金メダルを期待すると思うけど…一戦一戦、全力で頑張りたい」/バドミントン
日本バドミントン協会は21日、パリ五輪代表の12人を発表した。男子シングルスに五輪初出場となる奈良岡功大(22)=NTT東日本=が選出された。 「みんな金メダルを期待すると思うけど、そういうのを自分から言わずに、自分らしく目の前の試合を一戦一戦、全力で頑張りたい」 世界ランキング5位の奈良岡は、虎視眈々と頂点を狙う。父の浩コーチと、出身地の青森市浪岡を拠点に5歳から練習を積んできた。一時は世界ランク2位に浮上するなどメダル候補の一角だが「ラフな感じでやるのが一番力が出る」と飄々とした表情を浮かべた。 日本男子を引っ張ってきた桃田賢斗(29)=NTT東日本=が4月に代表引退を表明した。新エースは「年間11勝してすごい選手だった。だけど、五輪は勝てなかった。それぐらい五輪は大変な舞台だと思っている」と気を引き締め、偉大な先輩の思いも胸に戦うことを誓った。(角かずみ)