マカオLRTの新線「石排灣線」が開業
マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオLRT社は11月1日、新線の「石排灣線」が同日正式開業し、午後1時11分に一番列車が石排灣駅を無事出発したと発表。 石排灣線はタイパ線と接続する「協和醫院駅」とコロアン島北部の「石排灣駅」の両駅の間を結ぶ1.6キロの路線。協和醫院駅においてマカオLRTにとって初めての「乗り換え」が実現した。 同日午前、開業式典が協和醫院駅で行われ、賀一誠行政長官、ライムンド・ロザリオ運輸工務司司長をはじめ、政府高官やマカオLRT社の関係者らが出席。
協和醫院駅は前月(9月)中旬にオープンした公立病院「離島医療コンプレックス北京協和病院マカオ医学センター」と通路で直結。石排灣駅周辺には近年開発が進む高層住宅群のほか、ジャイアントパンダの飼育・展示施設「マカオジャイアントパンダパビリオン」を擁する石排灣郊野公園といった観光名所も存在。通勤・通学・通院・観光と幅広い目的での潜在需要が存在し、タイパ線を含むマカオLRT全体の利用増が期待されている。 石排灣線の両駅間の所要時間は約2分、運航間隔は約6分毎とのこと。