能登豪雨で被災町に避難支援要請 町長「職員は疲弊」と県に苦言
石川県能登地方の記録的豪雨を受けて県が予定している被災者の2次避難について、県が豪雨被害を受けた同県能登町に対し、被災者受け入れへの支援を求めていたことが28日、分かった。能登町の大森凡世町長は県の災害対策本部会議で「(災害対応で)職員が疲弊している中では難しい。文書を出す前に調整してほしい」と苦言を呈した。 県の担当者は「機械的に県内全市町に文書を送付した」と述べた。馳浩知事は「おわび申し上げる。事前に調整したい」と陳謝した。 県は27日、輪島市などからの2次避難に当たり、県内自治体に、受け入れ先となる宿泊施設をサポートする職員を配置するよう求める事務連絡を発出した。