センバツ甲子園練習始まる 2日間で全32校 トップは近江
18日に開幕する第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の甲子園練習が13日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で始まった。出場選手たちがグラウンドの状況などを確認するのが目的で、14日までの2日間で全32校の選手たちが30分ずつ聖地での練習を楽しむ。 【写真特集】センバツ出場の知らせを受け喜ぶ選手たち 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、センバツは2020年春は中止された。大会は21年春に再開されたが、23年春までは新型コロナの感染を防ぐ目的などから、甲子園練習は行われず、19年春以来5年ぶりの甲子園練習となった。 13日は午前9時から32校のトップを切って、近江(滋賀)のナインがグラウンドに飛び出し、内野の黒土の硬さなどを確認した。練習を終えた大石尚汰主将(2年)は「大会の実感がわいてきた。本番では守備から攻撃のリズムをつかむような近江らしい野球を見せたい」と意気込んでいた。 この日は他に京都外大西(京都)や作新学院(栃木)など15校、14日は北海(北海道)や明豊(大分)、日本航空石川(石川)など16校の練習が予定されている。【菊池真由】