学校に行かない理由が「わからない」という子どもが多発!増える不登校と変容するその実態
SNSを使った攻撃変わるいじめの〝形〟とは
子どもたちが無作為にお互いを傷つけている現状を示すのが、学校で増加するいじめの問題だ。 文部科学省が公表した令和4年度の小中高校と特別支援学校での「いじめの認知件数」は、68万件を超えて過去最多だ。これまで国は「いじめ防止対策推進法」を作り、学校は数多の予防活動を行ってきたのに、なぜこれほどまでに増えるのか。実はいじめの形が大きく変わってきているのだ。 昭和から平成の初期まで、いじめは多くの場合「大勢で誰かを取り囲んで暴力を振るう」「クラスみんなで誰かを無視する」といった形で行われてきた。そして国や学校のいじめ対策は、こうした行為を防ぐのを目的としていた。「特定の子に対して複数で暴力を振るってはいけない」「誰か一人をのけ者にしてはいけない」といったいじめ指導がそれを物語っている。 だが、平成の半ばから終わりにかけて、いじめは様変わりした。 ※こちらの記事の全文は「Wedge」2024年6月号で見ることができます。
石井光太