デローザンがラプターズでキャリアを終える可能性を語る「その機会を手にしたら断れないね」
今夏制限なしフリーエージェント(FA)になったデマー・デローザンは、3シーズン所属したシカゴ・ブルズから3チーム間のサイン&トレードでサクラメント・キングスへ移籍した。 【動画】ラプターズ時代のデローザンがゴベア越しに決めた強烈なダンク! 新天地キングスでNBAキャリア16年目を迎える35歳のベテランウイングは、これまでオールスターに6度、オールNBAチームに3度選ばれた実績を持ち、現在11シーズン連続で平均20.0得点以上を残すスコアラー。 2009年のドラフト1巡目9位でトロント・ラプターズから指名された男は、ラプターズで9シーズン、サンアントニオ・スパーズとブルズでそれぞれ3シーズンをプレーし、キングスと新たに3年契約を結んだ。 現行契約を終える3年後に38歳を迎えるデローザンは、9月15日(現地時間14日)に『Toronto Star』へ公開された記事の中で、NBAキャリアをスタートさせたトロントでキャリアを終える可能性についてこう話していた。 「そりゃもちろん、誰だって詩的なやり方で(キャリアを)終えたいものさ。すべてが始まった場所ならなおさらさ。もし僕がその機会を手にしたら、最後にあのジャージーに袖を通すんだから、断ることなんてできないね。だって僕が初めて(NBAで)着用したジャージーだから」 現在フィラデルフィア・セブンティシクサーズに所属するカイル・ラウリーは、ラプターズで9シーズンをプレーし、2019年の初優勝にも主軸として貢献。デローザンは優勝を飾ることこそできなかったものの、ラウリーとも6シーズンをプレーしてプレーオフ常連チームへと押し上げた。 38歳のラウリーは、ラプターズの一員として現役引退したいことを望んでいると報じられているのだが、デローザンも“その機会があれば”と、ポジティブな見解を示していた。 ラプターズで9シーズンをプレーしてきたデローザンは、レギュラーシーズン通算1万3296得点や出場675試合、プレータイム2万2986分、フィールドゴール成功4716本、フリースロー成功3539本など、多くの部門で球団最多記録を保持している。
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