鳥取城北書道部、センバツ出場校名を揮毫 美しく強い書でエール /鳥取
「書の甲子園」の愛称で知られる「国際高校生選抜書展」(毎日新聞社、毎日書道会主催)の今年度の中国地区団体王者・鳥取城北(鳥取市)の書道部が12日、今年のセンバツ大会に中国地区から出場する広島新庄と山口・下関国際、さらには母校の鳥取城北の計3校の名前を揮毫(きごう)した。 例年、書の甲子園・団体の部の地区優勝校がセンバツ出場校の入場行進用プラカードを分担して書いている。今年は新型コロナウイルス対策で開会式が簡略化され、プラカード揮毫も中止されたが、一部の地区優勝校から残念がる声が上がったため、毎日新聞社が代替イベントとして校名揮毫を企画した。 部員9人のうち3人が縦23センチ、横1メートルの和紙に丁寧に書いた。広島新庄を担当した副部長の渡部和花(わたなべのどか)さん、下関国際担当の中嶋栞里(なかしましおり)さん(ともに2年)は「悔いの残らないように全力で戦って」と両校を応援した。 鳥取城北を担当した部長の佐藤萌々夏(ももか)さん(2年)は「緊張したが何とか書き切った」と語り、揮毫の様子を見守っていた野球部の畑中未来翔(みくと)主将(2年)に「ともに日本一を目指しましょう」とエールを送った。畑中主将は「支えてくれる人たちのためにも頑張りたい」と必勝を誓った。 この日の様子を撮影した動画は後日、毎日新聞社の書道専門ポータルサイト「書のひろば―calligraphy」(https://shonohiroba.jp/)にアップされる。【望月靖祥】