昨年準Vのヤーレンズ敗れる波乱 825点マークするもファーストラウンドで姿消す【M-1グランプリ2024】
漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」(賞金1000万円)の決勝が22日、東京・六本木のテレビ朝日で行われ、昨年準優勝だった楢原真樹(38)と出井隼之介(37)のコンビ「ヤーレンズ」がファーストラウンドで敗れる波乱があった。 2001年に始まったM-1は今年で20回目(11~14年は開催なし)。16年から毎年エントリー数が前年を上回るようになり、19年に初めて5000組台を記録すると、23年は8000組台に突入。今年はさらに前年から1790組増え、初めて1万組を超え大台に到達した。ヤーレンズは昨年初めて決勝に進出。決勝・最終決戦では7人の審査員のうち3票を獲得したが、4票の令和ロマンに惜敗した。 今年は長年、審査員の核となってきた「ダウンタウン」の松本人志(61)が不在。審査員の人数も昨年までの7人から9人に増えた。決勝進出9組のうちエバース、ダイタクら5組が初の決勝というフレッシュな顔触れになった。真空ジェシカは4年連続、出場ラストイヤーのトム・ブラウンは6年ぶり2回目。さらに決勝戦の前に行われた敗者復活戦を勝ち上がったマユリカを加え、計10組が頂点を争った。 決勝のネタは4分間、9人の審査員が100点満点で評価。ヤーレンズはファーストラウンドで825点を獲得したが、及ばなかった。審査員の「ナイツ」の塙宣之(46)は「いらないボケがなかった」と評価したが、「海原やすよともこ」の海原ともこ(52)は「もっとしょうもないのを見たかった」と昨年よりパンチ不足を指摘した。
中日スポーツ