モミ合い想定の日本株相場で「先高期待」十分な好調3銘柄
一時は3万1000円台を割り込んだ日経平均だが、足元は戻りが顕著になっている(撮影:梅谷秀司)
10月31日から11月1日にかけて開催されたFOMC(アメリカ連邦公開市場委員会)で政策金利の据え置きが決定したことを受けて、11月1日のダウ平均株価は上昇した。これを好感して、翌2日の日経平均株価は大幅高で3営業日続伸した。 半導体関連など日経平均への寄与度の大きい値ガサ株が買われ、一時は前日比480円を超える上昇場面もあった。ただ、3連休を控えて、後場はやや上昇幅を縮小。終値は前日比348円高の3万1949円で引けた。 来週(11月6~10日)は、3月期企業の第2四半期累計(2023年4~9月)決算発表がピークを迎える中で、業績内容を吟味しながらの個別銘柄物色の勢いが強まりそうだ。ただ、2日までの3営業日続伸で日経平均が合計1252円と短期間で急反発したことへの警戒感も想定され、3万2000円を挟んだ保ち合い展開となりそうだ。 来週の日経平均の想定レンジは3万1600~3万2400円とする。
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冨田 康夫