ウィル・スミスが俳優デビュー作でテーマ曲も担当した経緯を明かす
1986年にDJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスのラッパーとしてデビューし、1990年にシットコム『ベルエアのフレッシュ・プリンス』で俳優に転向したウィル・スミス。このドラマはマイケル・ジャクソンの『Off The Wall』『Thriller』『Bad』などを手掛けた音楽界のレジェンド、クインシー・ジョーンズがプロデューサーを務めており、ウィル・スミスのキャリアを大幅に飛躍させた作品となった。 【動画】ウィル・スミスがラップした『ベルエアのフレッシュ・プリンス』テーマ曲 主演だけではなくテーマ曲もウィル・スミスが担当した同ドラマだが、当初はクインシー・ジョーンズが制作した曲がテーマになる予定だったようだ。先日アメリカのラジオ番組Hot 97に出演したウィル・スミスは、テーマ曲も自ら担当することになった経緯を語った。 「クインシー・ジョーンズが“ベルエアのフレッシュ・プリンス”のプロデューサーで、彼が俺をメンタリングしてくれたんだ。彼は既にフレッシュ・プリンスのテーマ曲を作っていて、ある日それを聴かせてもらった。でもイメージ通りの昔のシットコムのような曲で、俺は“あーこれはどうだろう……”と思った。 そこから俺はジャジー・ジェフに、“クインシーがテーマ曲を聴かせてくれたんだけど、全く良くないんだ……”って相談した。そしたら彼は“クインシーにそう伝えればいいじゃん”とか言ってきたから、“いやいや、あのクインシー・ジョーンズに俺から言えるわけないだろ…… 彼は俺よりよっぽど色々知っているし”って思ったんだ。その数時間後、ジャジー・ジェフは自分が作ったビートを聴かせてくれて、“お前この上でテーマ曲となるラップを書けよ”と言った。 そこからジェフと一緒に作った曲をクインシーに聴かせたんだ。クインシーが聴いている間、俺は汗をかきながら震えていた。彼は聴き終わって、“まぁ私が作ったクソみたいなものより全然いいな”って言ってくれた。そこからフル尺をレコーディングして、クインシーがエディットしたものが“ベルエアのフレッシュ・プリンス”のテーマとなった」 なお、『ベルエアのフレッシュ・プリンス』はその後6シーズンも続く大ヒット作となり、ウィル・スミスがドラマのあらすじをラップするOPテーマも人気曲となった。