【ソフトバンク】新魔球「まっチェ」で獅子打線をほんろう 先発転向右腕が両リーグ最速10勝導いた
◆パ・リーグ 西武1―4ソフトバンク(14日・ベルーナドーム) 今季から先発転向したソフトバンク・大津が、自己最長の7回を5安打1失点で2勝目を挙げた。チェンジアップの握りで真っすぐを投げる新魔球「まっチェ」を武器に獅子打線をほんろう。「思うような投球ができた。目標は10勝することです」と胸を張った。 “神捕球”も、まぐれじゃない。初回先頭、正面を向けば間に合わないゴロをすくい上げるようにして背面キャッチ。「(バウンドを)合わせました。狙い通りです」と笑顔だ。驚異的な身体能力の持ち主。社会人・日本製鉄鹿島時代にも「1回あります」というミラクルプレーでリズムに乗り、好投した。 首位のチームは今季初の4連勝で貯金6。2年ぶりの両リーグ最速10勝に到達した。昨季の課題だった先発陣は、登板間隔を空ける柔軟な起用法も奏功。先発防御率1・81の高水準を誇る。小久保監督は「いじるところは、ないかな」とチーム状況に手応え。首位固めへ、土台は整った。(小松 真也)
報知新聞社