[有利?不利?]達人がロングロッドを選択する理由
フリーリグチニングの第一人者として知られる、もりぞーこと森浩平さん。今回、このチニングエキスパートが初めてのフィールドでチヌを狙う。その中で、改めて実感したロングロッドの優位性を解説。シルバーウルフAIR 83MB-Sを使用した上での初場所攻略をお伝えしよう。 【画像】なるほど《ロングロッド》のメリットがよく分かる写真ギャラリー
実釣アングラー紹介
【森 浩平(もり・こうへい)】 大阪府在住。アーバンチニングの第一人者で、クロダイ・キビレの年間キャッチ数は年間2000枚を越すことも。ベイトタックルスタイルとフリーリグの有効性にいち早く着目し、この釣りを普及させてきた。愛称はもりぞー。
大規模河川の広範囲攻略には、ロングロッドで対応
午後の下げを迎え、今度は太田川放水路にやってきた。川幅が広くなったので、ロッドをシルバーウルフ AIRの76MLB-Sから83MB-Sにチェンジした。 【画像】シルバーウルフAIR 76MLB-S(DAIWA)、シルバーウルフAIR 83MB-S(DAIWA) もりぞー「こういったオープンエリアで飛距離を出したり、長さを生かしてボトムの起伏をかわしたりしていくことができるのがこのロッドです。遠投した先でもしっかりとボトムを感じることができるし、ショートバイトをかけていくこともできます」 もりぞーさんは、ショートバイトがあってもすぐにアジャストするし、一度フックアップしたらまずバラさない。 もりぞー「クロダイはワームを咥えている時間が短かく、違和感を感じたらすぐに離します。なので、ラインのテンションを抜かないでフッキングしていくことが大事ですね。まずティップでバイトでバイトの重さを感じたら、ベリーからバット、リールシートに荷重移動させていくようなイメージでフッキングしていきます」 【画像】目標の20枚を超えても釣り足りないとばかりに釣りを続け、見事サイズアップ。年なしサイズも飛び出し大満足で初場所遠征を終えた。 もりぞー「その荷重移動でフックポイントを深く刺していくんです。AIR 83MB-Sはロングキャストした先でも、ティップからリールシートまでしっかりと荷重移動させてフッキングできるロッドになっていますよ」 下げのタイミングでもパターンを掴んでからはもう手がつけられないとばかりに釣果を伸ばしていく。目標の20枚を越して、最終的に24枚をキャッチして納竿。 【画像】ラストスパートをかけて20枚達成! もりぞー「広島はチニングの聖地と言われるだけあって、クロダイもキビレも多くて、本当に素晴らしいフィールドだと思います。まだやれていない川もあるし、近いうちにまたきたいと思います!」