広瀬「金」 柔道女子57キロ級 パリ・パラ第10日(愛媛)
パリ・パラリンピック第10日の6日、柔道の女子57キロ級(弱視)で広瀬順子(33)=愛媛県松山市、SMBC日興証券=が金メダルを獲得した。柔道女子が採用された2004年アテネ大会以降、日本勢が頂点に立つのは初めて。競泳男子100メートル平泳ぎ(知的障害)で銅メダルの山口尚秀(23)=今治市、四国ガス=に続き、今大会愛媛勢2人目のメダリストとなった。 広瀬は3大会連続の出場。初戦の準々決勝、続く準決勝とも大内刈りで一本勝ちし、決勝はウズベキスタンの選手を下した。 初出場の16年リオデジャネイロ大会で柔道女子日本初の銅メダルを獲得。21年東京大会で連続メダルを目指したが、3位決定戦で敗れた。 山口県出身。パラリンピック3大会連続出場の実績がある夫の悠さん(45)=松山市出身=との二人三脚で力を伸ばし、パリで栄冠を手にした。
愛媛新聞社