マンション・戸建ての売買で損しないためにすべきこと、実態とかけ離れた「価格相場」に騙されてはいけない!
■ 周辺相場もチェックできる一括査定サイトの活用も有効 不動産仲介会社選びについては、不動産情報を提供するアットホームが実態調査を行っており、【グラフ3】にあるような結果が出ている。 トップに挙がったのは、「経験が豊富なこと」の37.0%で、「売却物件があるエリア・周辺環境に詳しいこと」が32.9%で続いている。複数回答ながら30%を超えたのはこの2項目だった。 そうした会社を見つけるためにも、複数の会社に査定を依頼して、実際に売却を依頼する会社を見極める必要がある。 通常、査定依頼は無料なので、できれば大手から中堅、中小までいくつかの会社を回って、自分の目で確認したい。例えば、店舗の活気はどうか、社員の顧客対応マナーはどうかなどを見た上で、情報量・質など基本的なところから、売却したい物件の周辺情報をどの程度持っているのかなど詳しく聞いてみたい。 それに対して、最近、どのマンションのどの部屋がいくらで成約したか、すらすらと答えられるようであれば、かなり周辺情報に詳しいことが分かる。自分たちの住戸はどこがプラスで、どこがマイナスかまで教えてくれるようであれば、かなり信頼できる担当者と考えていいだろう。 しかも、そのマイナスをカバーするにはどうすればいいのか、例えばオープンハウスを実施しているとか、親身になって考えてくれる担当者なら、なお信頼していいのではないだろうか。 1社ずつお願いして回るのが大変という人には、一括査定を依頼できるポータルサイトも増えているので、それらを利用してみるのも手だろう。 ポータルサイトの中には、査定の依頼だけではなく、周辺の相場をチェックできる機能がついたサイトもある。マンションか戸建て住宅かの物件の種別、所在地別に相場を知ることもできる。サイトによっては、町名、何丁目かまで細かく調べることができるので、売却依頼先の選択に当たっての参考になるだろう。