"旧ジャニーズゼロ紅白"に『男闘呼組』の出場を実現させた岡本健一のまったくブレないしたたかさとは
『SMILE-UP.(旧ジャニーズ事務所)』勢の出場が44年ぶりに0組となった大みそかの『第74回NHK紅白歌合戦』に、『Rockon Social Club(以下RSC)』が出場することを今月6日、スポーツニッポンが報じた。『RSC』は旧ジャニーズ事務所の4人組バンド『男闘呼組』のメンバーを中心に結成されたバンドだ。 【不倫なのに…】ぎゅっと手を握って……岡本健一&田中美佐子、白昼堂々の手つなぎデート 男闘呼組は成田昭次(55)、高橋和也(54)、岡本健一(54)、前田耕陽(55)の4人で結成され、旧ジャニーズ事務所から’88年8月にシングル『DAYBREAK』でデビュー。紅白には’88年と’89年に2年連続で出場していたが、’93年6月30日付で活動を休止した。その後、成田が’09年9月に大麻取締法違反で現行犯逮捕され、懲役6ヵ月、執行猶予3年(求刑懲役6ヵ月)の判決を受けた。紆余曲折はあったものの、’22年7月16日、TBS系の音楽特番『音楽の日』に男闘呼組が出演。事実上の再結成となり、今年8月までの期間限定で活動、全国ツアーでは35万人を動員していた。 「ジャニー氏の性加害問題は、今春の英国の国営放送・BBCの特番をきっかけにクローズアップされましたが、まだそれほど大問題に発展していなかった今年6月に男闘呼組はNHKの音楽番組『SONGS』に出演。その段階ではNHKが男闘呼組を紅白に出場させることは内定したと言われていました。しかしその後、性加害問題が深刻なものとなっていく中、9月の段階でNHKは旧ジャニーズ勢の紅白出場の可能性がないことを明言していました」(音楽業界関係者) NHKとしては、旧ジャニーズ勢の徹底排除を打ち出しただけに、男闘呼組も紅白に出場させることは状況的に厳しかった模様だ。しかし、『RSC』は9月にすでに紅白出場を決めているシンガー・ソングライターのMISIA(45)とのコラボ曲『傷だらけの王者』をリリース。同曲はNHKのラグビー中継のテーマソングに起用され、今秋のラグビーW杯フランス大会の期間中に何度もオンエアされていただけに、『RSC』の紅白出場となれば大義名分が立つ。 さらに、スポニチの記事が出る前日の今月5日、岡本は’21年から締結していた旧ジャニーズ事務所とのエージェント契約を解除し、今後はしばらくは自身の会社での活動を続けることを発表。だが、新たに設立されたエージェント会社『STARTO ENTERTAINMENT』とはいずれ再契約をすることをにおわせている。 「岡本が一度旧ジャニーズから離れることが、NHKが男闘呼組を紅白に出場させる最終条件だったと思われます。しかし、ネット上では岡本の素早い”対応”と、その時点で所属していなければいいという〝体裁〟のつけ方に、批判の声があがりました」(同) 旧ジャニーズ内では’21年に専属契約からエージェント契約に切り替えていた岡本は本来ならば、所属タレントの中ではデビューの年次で木村拓哉(51)よりも格上だった。だが、若いころからなかなか奔放で、将来、事務所を背負うという責任感はなかったようだ。 「岡本はもともと、ジャニー氏にその演技力を買われており、ジャニー氏の姉の故メリー喜多川氏にも気に入られていた。そのため、女性スキャンダルを報じられてもまったく問題になりませんでした。 岡本は’94年には田中美沙子(64)、’97年には石田ゆり子(54)と、当時ドラマで共演した女優との熱愛を報じられています。しかし、岡本は’92年に元モデルの女性と結婚し、翌’93年には元『Hey! Say! JUMP』の岡本圭人も誕生していました」(芸能記者) つまり報道が正しければ田中、石田とは不倫関係だったことになる。だが、当時岡本に対して事務所からは何のおとがめもなかったという。 「そんなこともあって、当時岡本は事務所内ではアンタッチャブルな存在になってしまっていました。息子の圭人も女性スキャンダルなどいろいろありましたが、父親のおかげで許されてしまったと囁かれています。 そして、’15年には一般女性と再婚し、2人の子供が誕生していたことを’20年に公表しています。そのしたたかさ、そして奔放な生き様は今でも変わっていません」(同前) 今回は旧ジャニーズを一時離脱するという〝体裁〟をとったため批判を浴びる結果となったのも覚悟のうちだろう。他の男闘呼組メンバーと再び紅白の舞台に立つための、岡本一流の“したたかさ”だったのかもしれない。
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