ガラガラ・おきあがりこぼしを使った音楽家“おきあがり赤ちゃん”の3作品が一挙全国流通開始
昨年、急逝した“おきあがり赤ちゃん”こと高山吉朗の1stアルバム『おきあがり赤ちゃん』(2015)、2ndアルバム『振り子人形』(2017)、3rdアルバム『おもちゃの音の博覧会』(2020)が、8月28日(水)より一挙全国流通リリースとなります。 エフェクトをかけたガラガラ、おきあがりこぼしの音をメインに、親指ピアノ、鉄琴、木琴、口琴、ケーンから、昭和レトロなおはなし人形の歌やおしゃべりを使った音響作品群は、時に癒し、時に幻惑的な、他に類を見ないアンビエント・サウンドを湛えています。ゴンチチが進行を務めるNHK-FMの音楽番組『世界の快適音楽セレクション』にて、湯浅学の選曲でオンエアされたほか、門脇綱生の『ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド』に掲載されたり、都築響一、剛田武に取り上げられたりと一部で注目を浴びていたものの、1stアルバム『おきあがり赤ちゃん』以外は、ほとんど流通しておらず、このたび生前より作品を販売している「いぬん堂」が一挙放出する運びとなりました。 ガラガラと起き上がりこぼしというおもちゃを使い心休まる音色を聴かせる1stにして入門版『おきあがり赤ちゃん』をはじめ、おきあがりこぼし、ガラガラに加え、ターン・テーブルや効果音をエフェクトした音響作品3枚を収めた『振り子人形』、そして遺作にして、本人が出したいと思っていた音の集大成である8枚組ボックス『おもちゃの音の博覧会』の3作品。特に『おもちゃの音の博覧会』は、コロナ禍にリリースされたこともあり、これまでほとんど世の中に流通していなかったとのことです。