やむなく“流出”も…?オリックス、プロテクト当落上と目される選手(2)“救世主”となったドラ1だが
広島東洋カープの九里亜蓮が、オリックス・バファローズへのFA移籍を決断した。九里はFA制度においてBランクに該当するとみられており、人的補償の行方が注目されている。オリックス側は28人をプロテクトできるが、有望な選手たちがリストから外れる可能性がある。ここでは、プロテクトリスト当落線上と目される注目選手を紹介したい。
鈴木博志
・投打:右投右打 ・身長/体重:182cm/95kg ・生年月日:1997年3月22日 ・経歴:磐田東高 - ヤマハ ・ドラフト:2017年ドラフト1位 移籍初年度の2024年は32試合に登板し、ブルペンを支えた鈴木博志。だが、オリックス・バファローズの投手陣は層が厚いだけに、プロテクトから漏れる可能性もあり得る。 ヤマハから2017年ドラフト1位で中日ドラゴンズに入団。ルーキーイヤーから中継ぎの一角を担い、53試合登板で4勝6敗12ホールド、防御率4.41をマークした。 翌2019年は開幕からクローザーに抜擢され、14セーブを挙げたが、シーズン後半は不調に陥った。 すると、以降は低迷したシーズンが続き、2023年オフの現役ドラフトでオリックスへの移籍が決まった。 新天地で迎えた2024年は、ロングリリーフや火消し役など様々な役割をこなし、32試合登板で1勝1敗9ホールド、防御率2.97の好成績をマーク。山崎颯一郎や宇田川優希ら故障者続出のリリーフ陣を救う働きを見せた。 一方、チームのリリーフ陣を見ると、前年の故障でほぼ稼働できなかった山﨑颯、宇田川などの復帰に加え、若手投手も多く台頭している。登録名を「博志」に変更する2025年だが、やや微妙な立ち位置からのスタートとなりそうだ。
ベースボールチャンネル編集部