【漫画】あざと女子の真実…男性社員からチヤホヤされる女子社員の予想外でナナメ上過ぎる素顔に「最高」と大反響
コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、部署移動してきた女子社員が一見あざとく見えるが交流を深めるうちに真面目な社員とわかり先輩社員と絆を深めるオフィスドラマ作品「あざと女子が予想のナナメ上すぎる話」をピックアップ。なお、本作品はwebアクションで連載中の「南さんはあざといい子」(著:天海杏菜/出版:双葉社)が正式タイトルで、本作も収録されている。 【漫画】あざと女子が先輩女子社員の予想をいつも裏切る!? あざと女子の素顔に「素晴らしい」と大反響 作者の天海杏菜さんが8月9日にX(旧Twitter)上で同作を投稿したところ、そのツイートに4万3千件以上のいいねと共に、「素晴らしい」「最高」「単行本買う」など多くの反響コメントが寄せられた。この記事では、天海杏菜さんにインタビューを行い、創作のきっかけやこだわりについて語ってもらった。 部署移動できた南朝子で、その教育係として任されたのが先輩の清川さん。南さんはミスしてばかりだが、かわいらしい容貌としゃべり口から男性社員にフォローされている。いわゆるあざと女子のような印象を受け、苦手意識を持つ清川さん。元気を出すために焼肉定食を食堂で頼むのだが、南さんから声をかけられ向かいに座ることに。 ■資料消しちゃいましたぁ…ミナちゃん大丈夫とフォローする男性社員 南さんは炭酸水しか飲まないという。ダイエットアピールかマウントかと思う清川さんだが、実は南さんは南さん自身で、ミスの度に「絶食」して己を罰しているという。低血糖の症状を見かねた清川さんは、自分のお弁当を差し出す。美味しいと素直に言う南さんだが、清川さんは「腹が減っては戦はできぬ!」、食べないと余計ミスすると激励する。 ■自分で修正した方がいいときっぱり言う清川さんだが… その後、南さんは定時近くになる時に上司からミスだらけ、修正するようにときつく言われるのだが、清川さんは教育係の自分の責任でもあるので間に合わせると言う。資料を取りに帰った清川さんはオフィスががらんと無人であり男性社員から南さんは帰ったと告げられる。あざとぶりっ子がと怒る清川さんだが、実は南さんは大量の食糧の買い出しに外出しており、二人で仕事を終わらせる。 帰り道で清川さんは「ごめん」と南さんに謝る。正直、周りの人を利用するぶりっ子と思っていたことを告白し、しかし不器用で素直でまっすぐなめちゃいい子と強く言う。南さんは清川さんが先輩で幸せと明るく言う。そして自分で頑張る勇気をもらえたときっぱりと言う。翌日、男性社員が南さんを手伝おうとするのだが南さんは…。 一見あざと女子でぶりっ子な態度を見せる南さんと、快く思わない先輩の清川さんだが、次第に南さんが真面目で素直ないい女の子と分かってくる。一緒に残業をしたことで南さんも成長を遂げる女子同士のビジネス・ドラマで、二人のやりとりにX(旧Twitter)上では「これ好き」「可愛すぎる、全世界の人間読んで」「元気でた」など、多数のコメントが寄せられ、反響を呼んでいる。 ■「とにかく、読んだ方に南さんを好きになってもらえるように…!」作者・天海さんが語る創作の裏側とこだわり ――「南さんはあざといい子」のモチーフはどのようにして生まれたのでしょうか? 元々「あざとい系、ぶりっ子系キャラ」が好きで。 嫌われることもある属性ですが、自分なりに『万人に好かれそうな可愛くて面白い、異色のあざとキャラ』を考えてみたのがきっかけです。 ――ぶりっ子に見える南さんと、ビジネスの先輩として面倒を見る清川さんを中心にストーリーが進行していきます。本エピソードにおいて表現手法などで工夫された点は何でしょうか。 南さんはぶりっ子に見えてハチャメチャというキャラクターですが同時に、清川さんにもひとクセ入れるようにしました。 南さんに当てつけるように肉を食べたり、夜のオフィスで飲みに行きたいと叫ぶなど… ただの真面目な先輩キャラにはならないように工夫しました。 ――本作では残業などの場面転換で劇的なストーリーの変化が訪れます。本作を描くうえでこだわった点があればお教えください。 とにかく、読んだ方に南さんを好きになってもらえるように…!という点です。 物語前半で南さんの言動に抱いた違和感を、後半で回収できるように気をつけました。 ――「南さんはあざといい子」で天海さんのお気に入りのシーンやセリフを、理由と共にお聞かせください。 絶食の末、頬がこけている南さんのコマが、かわいそうですがお気に入りです。 ――本エピソードで読者に注目してほしい点などがありましたら、お聞かせください。 南さんの、きゅるっとしている時と、状態異常になっている時のギャップを楽しんでほしいです。 ――単行本化もされている「南さんはあざといい子」を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。 「南さんはあざといい子」は、南さん独特のハチャメチャな言動とそれに魅せられていく人々の人間模様のお話です。 そして南さん以外のキャラクターたちも、みんな少しずつ、人と違うところがあって愛おしい…という気持ちを込めて描いています。 ライトだけどクセの強い不思議な漫画ですが、今後も楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!