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2024年10月、山形・長井市の国道113号「梨郷道路」で2人が死亡する事故が起きたことを受け、12月12日、現場付近の制限速度が時速70kmから60kmに引き下げられた。 【画像】制限速度70kmから60kmの標識に架け替え

以前から出合い頭の事故が多発

国道113号「梨郷道路」では、2024年10月、長井市今泉の交差点で軽乗用車と大型トラックが出合い頭に衝突し、軽乗用車に乗っていた2人が死亡・1人が大けがをした。 現場の交差点は、2024年3月の梨郷道路の開通にともない、自動車専用道路と一般道が交わる形で設置された。10月の死亡事故が起きる前にも出合い頭の事故が多発していたため、現場付近の住民からは対策を講じるよう訴える声が出ていた。 死亡事故を受け行われた緊急の対策会議では、梨郷道路の出口付近の制限速度を時速70kmから引き下げることや、ドライバーに減速を促す「ドットライン」を道路に引くなどの対応策が挙げられていた。 そして12日、梨郷道路の出口付近約300メートルの区間の制限速度が、これまでの時速70kmから60kmに引き下げられた。現場では、制限速度を示す標識の架け替えや路面への「60」の塗装・ドットラインを引く工事が行われた。 県警によると、現場の制限速度を引き下げさらにドライバーが交差点の手前から減速することで、交差点に入ろうとするほかの車により注意が向くようになると、事故防止への効果を期待している。 県警は今後効果を検証し、必要と判断すれば信号機の設置などさらに対策を講じるとしている。 （さくらんぼテレビ）