ソフトバンク・近藤健介、MVP初受賞 師弟関係のドジャース・大谷との〝日米同時受賞〟に「レベルが全然違う」 NPB AWARDS
今季のプロ野球のタイトル獲得者らを表彰する「NPB AWARDS 2024 supported by リポビタンD」が26日、東京都内で開かれ、最優秀選手(MVP)にセ・リーグから巨人・菅野智之投手(35)、パ・リーグからソフトバンク・近藤健介外野手(31)が選出された。 【写真】娘とブルーカーペットを歩くソフトバンク・近藤健介 MVP初受賞となったソフトバンク・近藤は「2018年に(ベストナイン賞で)初めてNPBアワードに出席したときから、受賞された方の姿を見て『いつかは取りたいな』と思っていた。時間はかかりましたけど光栄です」と白い歯をこぼした。同年にパ・リーグMVPを受賞したのが当時西武で現チームメートの山川穂高。その山川を295票上回っての栄冠となった。 シーズン終盤は右足首の捻挫で離脱したものの、打率・314、出塁率・439で首位打者と最高出塁率のタイトルを獲得してチームを独走Vに導いた。 日本ハム時代に師弟関係だった1歳下のドジャース・大谷翔平がメジャーで2年連続MVP。その大谷が「天才的」と称していたのが近藤の打撃だった。「日米同時MVP? レベルが全然違う。やることがすご過ぎてコメントのしようがない。もう上には行かないだろうなと思っても、毎年進化を遂げてくる」と感嘆した上で、「自分も常に進化したいと思っている。その年でその年のバッティングは終わり。打率・3割、出塁率4割は最低限。また一から精進して技術を磨きたい」と誓った。 その来季は同僚の柳田の負担を軽減するため、左翼から右翼へのコンバートが決定。来春キャンプは2月15日の合流が認められている。「野球人である以上、守備でも走塁でも貢献したい」と力を込めた。(東山貴実)