ジュリアン・ラージ、プロデューサーにジョー・ヘンリーを迎えた新作『スピーク・トゥ・ミー』を発表

　2023年11月の来日公演が絶賛されたギタリスト、ジュリアン・ラージ（Julian Lage）がニュー・アルバム『スピーク・トゥ・ミー』を3月15日（金）に発表します。配信開始は3月1日（金）。アルバムから、「76」「アズ・イット・ワー」「オミッション」の3曲が公開されています。 　シンガー・ソングライターで、アラン・トゥーサン、ソロモン・バーク、リアノン・ギデンズ、エイミー・マンらを手がけてきたジョー・ヘンリーがプロデュースを担当。全曲ジュリアンによる書き下ろしで、アコースティック・ギターを多用しつつ、ブルースやフォーク、ゴスペル、オールド・タイムといったルーツ・ミュージックとジャズが絶妙に混ざり合った作品に。トレードマークでもあるリリカルなメロディやバラエティに富んだプレイも存分に楽しむことができます。 　レコーディングには、ホルヘ・ローダー（b）、デイヴ・キング（ds）とのレギュラー・トリオに加え、リヴォン・ヘンリー（as, ts, cl, アルトcl）、パトリック・ウォーレン（p, key）、そしてクリス・デイヴィス（p）も参加しています。 　ラージは新作について「僕はいつも物語性のある音楽に呼応してきた。そこには一種の結合組織のようなものがあると思うし、とても大切なもので、それを育てていくことはとても楽しいからね」とコメント。プロデューサーのヘンリーは、ほとんど何も語ることなく本作の方向性を導いてくれたといい、「ジョーは何かが起こる余地を残してくれていたんだ。僕を一人にしてくれたり、誰かが曲に介入してくるのを防いでくれたりね。彼はまるで目に見えない力を持っているようだったよ」と語っています。 　また、ヘンリーは「このプロジェクトは、私にとって“ジュリアンが天賦の才で行なっている即興演奏を、どのように曲へ落とし込むか”というチャレンジだった。すべてを楽曲というフォーマットに収める必要があったからね」とコメントしています。 Photo by Alysse Gafkjen