フィジーク新女王・荻島順子から学ぶトレーニング 女王のフォームは真似できない?
『第41回日本女子フィジーク選手権大会』(2023年10月開催)において頂点に立った荻島順子さん。女子フィジークは、2022年までは荻島さんの師匠である澤田めぐみさんが2017年から通算4度の優勝を達成していました。そんな中、澤田さんの牙城を崩し、歴史を変えたのが荻島さんでした。 【動画】日本を制した筋肉美・荻島さんのトレーニング風景
今回の企画では、そんな荻島さんから日頃のトレーニングの一部を紹介してもらいます。VITUP! 動画コンテンツ『美筋女子TIME』でMCを務める、フィットネスモデルのKURUMIさんも女王の筋トレメソッドに興味津々です。
ストレッチを30分ほど行なったのち、後続の種目に関わらずウォーミングアップとしてドラゴンフラッグを10回×4セット入れているという荻島さん。今回はアップからの流れでサイドレイズ、スクワットを行なってもらいました(※フォームやトレーニングに関する記載は2023年11月撮影時のものです)。 ドラゴンフラッグでは、脚を交差した状態で垂直に上半身を上げ、弓状に下ろしていくのがポイント。ヒザを曲げながら上方向に脚を持ち上げ、曲げながら下ろします。 実際に体験したKURUMIさんからは「(荻島さんのドラゴンフラッグは)アートですね」「こんなに弓なりにならない」という声が漏れました。
次はサイドレイズに移行します。ベンチのシートに片手を固定させて、足幅は狭めにしてポジションを取ります。ヒザの反動を使いつつ「肘からぐっと上げる感じで引きます」と荻島さん。片手のみダンベルを持つ際の重量はMax26kg。1セット6回~8回で行なっていきます。
両手にダンベルを持って実施する際は、片手あたりの重量は9kgほどに設定。回数は1セットあたり12回を目安に行ないます。立ち姿勢で肩甲骨を後ろにぐっと寄せ、小胸筋からウエイトを引っ張るイメージ。肩は少し外旋させることがポイントです。 ちなみにダンベルを持つ時はサムレスグリップ(親指をダンベルに巻き付けない握り方)でつねに行なっているとのこと。26kgのダンベルを扱う場合もサムレスグリップであり「パワーグリップがないと怖いです」と語りました。