渡邉美穂、原作者・幸田もも子氏からの手紙に涙 INI木村柾哉はすかさずハンカチ
女優の渡邉美穂が11月15日、都内で行われた映画「あたしの!」の大ヒット御礼舞台あいさつに、INIの木村柾哉とともに出席。原作者・幸田もも子氏からの手紙に涙を流す場面があった。 【写真】涙を流した渡邉美穂にハンカチを手渡した木村柾哉 ■ハマっていることは「家具」 本作は漫画家・幸田もも子氏による同名漫画を、映画初主演となる渡邉と木村のW主演で実写映画化。嘘がつけず思ったことはすぐに伝えてしまう関川あこ子(渡邉)と、あこ子の小学生からの大親友で、心の奥を見せられない谷口充希(齊藤なぎさ)の高2の新学期初日、学校イチ人気の1つ年上の先輩・御共直己(木村)が留年により2人と同学年に降臨する。即一目惚れしたあこ子と、好きでないと言いながら怪しい行動を取る充希。負けられない恋の戦いが始まる。 公開から約1週間がたった今、どのような感想が届いているか聞かれた渡邉は「若い方はもちろん、私たちより年上の皆さまにも観ていただけています。『懐かしい気持ちになった』『キュンキュンした』って感想がいっぱいで、全世代に届いているのがうれしいです」と笑顔を見せた。 同作の内容と絡め「〇〇にはまった瞬間」をテーマにトークも。「家具にハマっています」と言い、「最近ベッド、ソファ、ローテーブルを全部書い直して。思い立ったらソファとか捨てちゃうんです。急に全部変えたくなったので、家具いっぱい買っちゃって『あー…』って(笑)」と後悔をにじませ、「そういうところに関しては、猪突猛進なあこ子なのかもしれない」と演じたキャラクターとの共通点を見つけていた。 ■映画初主演作は「大切な思い出」 この日は、登壇者にサプライズで、原作者の幸田氏からの手紙を読み上げる場面も。キャスト一人ひとりへの想いがこもった手紙に、渡邉は「じわーってきますね。胸がいっぱいになります。すみません涙もろくて」と目を潤わせた。あこ子役が「私でよかったのかな」と思うことがあったそうで、「もも子さんに『大丈夫でしたか』と吐き出してしまったことがありました」と打ち明け、「そのとき『私がゴーを出したからには大丈夫。何も心配しなくて大丈夫』と言ってくださって、すごく包みこんでいただけました」と振り返った。 涙を見た木村が、どこからともなくハンカチを差し出すと、渡邉は「どこから出てきたの!?」と驚き、「本当に大丈夫これ?」と確認。木村は「どうぞ」とうなづいていた。 最後に、自身にとって同作はどのような存在か問われた渡邉は「映画に出たいという夢があって、こうして出させていただけることになり、撮影も楽しくて、皆さんのお力があって濃い記憶として残る作品になりました。何十年経っても、このときのことを思い出すんだろうなって。現場でのこと、いただいた感想、この先も忘れたくない大切な思い出になりました。ありがとうございます」と感謝していた。 舞台あいさつには、M!LKの山中柔太朗、俳優の齊藤、横堀光範監督も登壇した。 ◆取材・文=大野代樹