【衆院選2024】グラフで見る!過去5回の衆院選・政党別獲得議席数
2014年:定数5減。自公は勢力を維持
自民党:291議席 公明党:35議席 民主党:73議席 日本維新の党:41議席 共産党:21議席 次世代の党:2議席 生活の党:2議席 社民党:2議席 無所属:8議席 「1票の格差」を是正するため、小選挙区を「0増5減」する新たな区割りが適用されました。 山梨・福井・徳島・高知・佐賀の5県の小選挙区をそれぞれ3から2に減らし、衆院小選挙区の総定数を300から295としました。 当時、安定した政権運営を続けていた安倍首相ですが、2015年10月に控えた増税の延期を発表。 この判断の是非を問うとして衆議院を解散しました。安倍首相はこの解散を「アベノミクスの是非を問うため」とし「アベノミクス解散」と名付けました。 結果は自民党と公明党が全議席の3分の2を獲得し、選挙前の勢力をほぼ維持したままの圧勝でした。
2012年:自民党が政権奪還、維新の会が登場
自民党:294議席 公明党:31議席 民主党:57議席 日本維新の会:54議席 みんなの党:18議席 日本共産党:8議席 日本未来の党:9議席 社民党:2議席 新党大地:1議席 国民新党:1議席 無所属:5議席 当時民主党政権で首相を務めていた野田佳彦氏は、消費税率の引き上げに賛成するよう自民公明党に求め、引き換えに「近いうちに国民の信を問う(=衆議院を解散する)」ことを約束しました。 しかし、その後、解散に向けた動きを見せなかった野田氏は野党からの強い反発を受け、「近いうち」発言から100日後に突如衆議院の解散を表明。 この時の解散を「近いうち解散」といいます。 その後の衆院選では自民党が公明党と合わせ全議席の3分の2を超えて圧勝し、政権を再び奪還。 一方で第三極も勢力を強め、日本維新の会が54議席を獲得し初の国政選挙で第3党へと躍進しました。
2009年:民主党が議席の約64%を獲得
自民党:119議席 公明党:21議席 民主党:308議席 日本共産党:9議席 みんなの党:5議席 社会民主党:7議席 国民新党:3議席 新党日本:1議席 新党大地:1議席 無所属:6議席 当時の麻生太郎首相は内閣への支持率を回復できず、任期満了の間近に解散へと追い込まれました。 この解散は、自民公明の政権継続か、政権交代かの選択が最大のテーマとされ、有権者にその選択を問う形になったことから「政権選択解散」と呼ばれています。 結果は民主党が全議席の約64%にあたる308議席を確保し圧勝。政権交代の実現に至りました。