【衆院選】静岡県沼津市の一部地域に投票所の入場券が届かなかった問題 市選管が印刷すべき入場券の数を誤り504通分が印刷されず
原因はヒューマンエラーでした。 10月行われた衆院選挙で、静岡県沼津市の一部地域に投票所の入場券が届かなかった問題。市選挙管理委員会が本来印刷すべき総数の確認が不十分で、およそ500世帯分が印刷されていなかったと明らかにしました。 沼津市選挙管理委員会 小宮山克己委員長: 「この度は選挙という市民のみなさまの重要な権利行使の機会において多大なるご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます。申し訳ありませんでした」 10月の衆院選で、沼津市の松長集会所を投票所とする松長、今沢の両地区で、投票所の入場券が届いていないことが発覚。 沼津市選管が調査したところ、2つの地区で合わせて504世帯911人分の入場券が届かなかったということです。 市選管によりますと、入場券は市役所内で住所などを印刷。 本来は8万9538通分を印刷すべきところ、何らかの誤りで504通分が印刷されていなかったということです。 印刷作業終了後総数を確認するために突き合わせる資料の数字が誤って8万9034通となっていたことから、504通分が印刷されていないことに気が付かなかったということです。 作業は男性職員1人が担当し、突き合わせる資料の数字もこの男性職員が打ち込んでいたということです。 沼津市市選管 池谷志津子事務局長 「入場券の発送自体が遅れていましたのですぐに届けなければならないという気持ちがあったと思う。それで数字は必ずあっているはずだと思い込みがあった」 市選管はこの男性職員の処分も視野に、再発防止策として今後発送数のチェックなどを複数の職員で行うとしています。