「少女の証言信用できる」米空軍兵に懲役5年の判決
沖縄テレビ
少女の証言は全体的に信用できると判断しました。去年12月、16歳未満の少女をわいせつ目的で誘拐し性的暴行をした罪に問われているアメリカ空軍兵の男に対し那覇地方裁判所は13日、懲役5年の判決を言い渡しました。 この裁判は去年12月、本島中部の公園で16歳未満の少女をわいせつ目的で車に乗せて自宅に連れ込み性的暴行をしたとしてアメリカ空軍嘉手納基地所属のブレノン・ワシントン被告(25)が不同意性交等などの罪に問われているものです。 これまでの裁判で被害にあった少女は「英語とジェスチャーを交えて被告に年齢を伝えた」と証言し暴行された際には「やめて」「ストップ」と繰り返し伝えた」と訴え、一方、弁護側は同意があったなどと無罪を主張していました。 13日の判決公判で那覇地方裁判所の佐藤哲郎裁判長は、防犯カメラの映像や110番通報時の音声データなど客観的な証拠からも少女の証言は全体的に信用できると判断しました。その上で、若年の被害者に対する性的侵害の程度は大きく悪質さが際立つ。少女への謝罪などの対応が一切ないなどとしてワシントン被告に対し懲役5年の判決を言い渡しました。
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