グレッグ・アラキ監督作『ドゥーム・ジェネレーション』『ノーウェア』リバイバル公開決定
グレッグ・アラキ監督作がリバイバル上映されることが決定。11月8日より『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』、11月15日より『ノーウェア デジタルリマスター版』が公開される。 【写真】『ドゥーム・ジェネレーション』場面写真 『ドゥーム・ジェネレーション』は、一貫してティーンエイジャーを主人公に同性愛者のリアルライフを描いてきたアラキ監督が、プロデューサーからの「異性愛映画を撮ったら制作予算をあげよう」という提案に対し、「表向きは“異性愛映画”としつつも、“史上最もクィアな異性愛映画”を作りたかった」と語る作品。 『ノーウェア』は、監督自身も「3部作の中で間違いなく最も野心的な作品」と評する作品で、ジェットコースターのようなスピード感で若者たちの“終末の日”の一夜が描かれる。 この2作品に『トータリー・ファックト・アップ』(1994年)を加えた3作は、「ティーン・アポカリプス・トリロジー」と称され、いずれの作品もティーンエイジャーの若者たちを描いている。その理由についてアラキ監督は「ティーンエイジャーの映画を作るのが好きなんだ。彼らの“ホルモンが狂った生活”には、忘れられない高揚感がある。彼らは1日に10回生きては死ぬような興味深い題材であり、私がこの世界について感じていることを体現している」とコメント。また同時に、自身の映画を「アウトサイダー、パンクス、クィア、社会やコミュニティに馴染めない人たちのためのもの」と位置付け、「ニュー・クィア・シネマ」というムーブメントを牽引した。 あわせて、2作品を組み合わせた合同のティザービジュアルが公開。『ドゥーム・ジェネレーション』の写真は、ヒロイン・エイミー(ローズ・マッゴーワン)が煙草をくわえて目を伏せた表情を捉えたもの。黒のボブスタイルと真っ赤なリップが切り取られている。 『ノーウェア』の写真は、主人公ダーク(ジェームズ・デュバル)と惹かれ合う青年モンゴメリー(ネイザン・ベクストン)がベッドの上で裸で見つめ合っている2ショットだ。
リアルサウンド編集部