参道彩る光のトンネル 中尊寺・10日まで紅葉銀河 岩手・平泉
県南各地の紅葉の名所が見頃を迎える中、平泉町の中尊寺(奥山元照貫首)では葉が赤や黄に色づいた境内の木々をライトアップする「紅葉銀河2024」が行われ、参道を包み込む光のトンネルが見物客を魅了している。10日まで。 日中とは異なる紅葉の美しさを楽しんでもらおうと2017年から開催しており、今年も本堂から金色堂前に続く参道を中心に、金色堂の覆堂、経蔵、弁財天堂の周りへ光環境デザイナーで知られる松下進さんがレイアウトした照明を配置した。 今年は猛暑の影響で色づくのが遅れていたが、3日はここ数日の朝夕の冷え込みで赤みが増したヤマモミジが諸堂と一緒に鮮やかに照らし出されていた。 ライトアップ時間は午後4時30分~6時30分。期間終盤の9日午後5時すぎからは、経蔵前で同寺一山の僧侶が旋律や抑揚を付けて経文を響かせる「声明(しょうみょう)の夕べ」が催される。