“街埋もれる”豪雪が生活圧迫 青森市では市営バスが立ち往生も… 今後の雪は?
青森地方気象台によりますと2日の青森県内は冬型の気圧配置が続き、気圧の谷や寒気の影響を受ける見込みです。 津軽の平地では大雪となる所があり雪雲が停滞した場合は、警報級の大雪となる可能性があるということです。 午前9時現在の積雪は青森市で111センチ、平川市碇ヶ関で86センチ、五所川原市で85センチなどとなっています。 青森市では1日夜9時からの12時間で22センチの雪が積もり、市民が朝から雪かきに追われていました。 場所によっては道路の除雪が追いついていないところもあり、正月休みで混雑する地域では渋滞が発生しています。 一時、気温が上がった影響で柔らかくなった雪にタイヤをとられた市営バスが足止めされる様子も見られ、大雪が市民生活を圧迫しています。 バスの救助に協力していた人は 「ずっと停まっていてどうしたんだろうなって思ったら、バスの運転手がスコップで掘り起こしていたので話しかけて…」 「帰省してきたらこんなに雪が降っていてびっくりしました」 と話していました。
交通への影響(午後2時半現在)
JRでは奥羽本線と大湊線、五能線、津軽線であわせて55本が運休しています。 青い森鉄道では午前9時から青森駅と八戸駅の間で運転を見合わせ、青森~三沢は終日運休となりました。 弘南鉄道弘南線は雪の影響による踏切点検のため遅れが生じていましたが、黒石9:40発・弘前9:50発より平常通り運転したということです。 空の便は青森空港と三沢空港で8便の欠航が発生し、2便が引き返しています。
今後の雪は
[雪の実況] 2日05時現在の24時間降雪量(アメダスによる速報値) 青森 30センチ 青森大谷 25センチ 青森市酸ケ湯 25センチ 弘前 17センチ 2日05時現在の積雪の深さ(アメダスによる速報値) 青森市酸ケ湯 359センチ 青森大谷 161センチ 青森 108センチ 平川市碇ケ関 86センチ [雪の予想] 2日6時から3日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、 津軽の山沿い 40センチ 津軽の平地 40センチ 下北の山沿い 30センチ 下北の平地 20センチ 三八上北の山沿い 40センチ 三八上北の平地 30センチ [防災事項] 津軽の平地では、2日夕方にかけて、大雪による交通障害、屋根からの落雪、建物や農業施設への被害に注意・警戒してください。また、電線や樹木への着雪、積雪の多い傾斜地では、なだれに注意してください。