大谷翔平はなぜ速いのか?陸上界のレジェンド・朝原宣治が分析
一方、上げた脚をすぐに戻すような直線的な動きになると、ピッチが出やすいと言います。
■着目した、一塁を踏む“左足”
さらに大谷選手の走り方で朝原さんが絶賛したのが、WBCチェコ戦で見せた二塁打のときのもの。 朝原「全力で走っているように見えて、一塁ベースを左足で踏めるようになっていたらすごいと思いました。僕は走り幅跳びをやっていて、踏み切り板に足が合わないことが結構ある。踏み切り板に足が合う人は、何m前かになると自動調整して、踏み切り足が来るようになる、コントロールできる能力がある。内野安打の時は最後の一歩を大きくして、左足で踏んでセーフみたいな感じだった。二塁打のときは左足でベースを踏んで、さらにそこから加速しないといけないので、普通の人だったら、前のめりになって足が後ろ回転になってスピードが落ちる。スピード維持したままスライディングに入ることができるのですごい」
ホームから一塁までは7センチ、一二三塁間は11センチも短くなりました。 昨季と今季で開幕1週間の盗塁数と成功率を比べると、盗塁数は61から124に増加。成功率も68.5%から80.5%に伸びています。 投打で活躍する大谷選手。走りでも記録的な活躍に期待です。