J1アビスパ福岡、長谷部茂利監督が今季限りで退任 柳田伸明強化部長が説明「オファーはしたが、一つの区切りにしたい、と」
◆明治安田J1第30節・福岡0―3町田(14日、ベスト電器スタジアム) J1アビスパ福岡の柳田伸明強化部長は14日、長谷部茂利監督(53)の今季限りでの退任を認めた。 ■違いをつくる名将・長谷部監督の特徴的なカップアップ【動画】 「続投のオファーをした」と明かし、「監督からは『悩んだ末ではあるが、5年目の今季を一つの区切りにしたい』とお話があった。最終的には双方が話し合った結果、今季で退任ということで合意した」と説明した。 柳田強化部長は同日の町田戦後、本拠地のベスト電器スタジアムで報道陣に対応。選手にも伝えている点も認め「狭い世界なので、当然うわさが選手の耳に入ることもある。そういったことを監督もクラブも危ぐしたので、選手やスタッフに対する誠意として伝えた」と説明した。後任候補や今後のチームの方向性については、シーズン中であるのを理由に言及を避けた。 長谷部監督はJ2だった2020年からクラブ最長の5シーズン指揮し、21年からのJ1定着に尽力。昨年のYBCルヴァン・カップを制し、クラブに念願の初タイトルをもたらした。 過去最高の6位以上を目指す今季は主力選手が他クラブへ移籍し、左膝を手術した奈良竜樹主将ら故障者の長期離脱が相次ぐ中でもJ1中位を死守し、残留を濃厚にしている。
西日本新聞社