骨にひび入った瀬戸大也、予選落ちで世界短水路7連覇逃す…自身の世界記録より10秒遅く
【ブダペスト=平地一紀】ブダペストで行われている競泳の世界短水路選手権は13日、男子200メートル平泳ぎ決勝で、深沢大和(東急)が2分2秒01で3位に入った。今大会の日本勢初のメダルとなる銅を獲得した。男子800メートルリレー決勝で、日本(村佐、今福、田渕、柳川)は8位だった。14日は、男子400メートル個人メドレー予選で、7連覇を目指した瀬戸大也(CHARIS)が全体9位に終わり、決勝進出を逃した。田渕海斗(NECGSC溝の口)は全体6位で通過。
瀬戸は決勝の8人に残れず、7連覇を逃した。出発前の練習中にあばら骨にひびが入るけがを負ったが、「諦めたら自分らしさがなくなってしまう」と強行出場。万全の状態にはほど遠く、自身の世界記録から10秒以上も遅れた。「振り出しに戻って、フレッシュに挑戦していく気持ちにさせてもらえた。(次回五輪の)ロサンゼルスを目指したい」と、努めて明るく語った。