特殊詐欺6回防いだコンビニ店長「声掛けマイスター」に認定
京都府綾部市のローソンに、特殊詐欺に遭うお年寄りらの被害を6回防いだ店長がいる。綾部署は、ローソン綾部渕垣店の四方信子店長（58）を「あやべ声掛けマイスター」に認定した。
四方店長は2022年からこれまで、声を掛けることで80～60歳代の男女計6人の被害（計20万7000円）を防いだ。慌てた様子で電子マネーを購入しようとする人らに話しかけ、怪しいケースは説得する。 同署は四方店長の貢献をたたえ、模範になってほしいと、特殊詐欺被害防止の声掛けマイスターに選び、15日に認定証を贈呈した。 「地域で一件も被害を出したくない」という四方店長は、指示通り支払おうとする客に怒られたこともあるという。従業員にも声掛けを教育しており、ほかのコンビニエンスストアや金融機関などでも積極的に声掛けしてほしいと話した。 同署生活安全課の中峯淳一課長は「おじいちゃん、おばあちゃんを守りたいという店舗の意識が高い」と話し、取り組みが広がることを期待した。
