秋篠宮家に皇室内からも不満の声…「オータム家」と隠語で“恨み節”唱えられた女性皇族も
「年々、各宮家が携わる公務に取材に来るメディアの数が減少傾向にあったなか、眞子さんの結婚騒動や小室家の金銭トラブルが注目されて以降、取材に来る記者が増えたそうなのです。 ある女性皇族の方は1年半ほど前にこうした状況を嘆き、『オータム家』という表現を用いて、“皇嗣家を巡る報道に対して、何かコメントを引き出そうとしてきて困る”といった思いを吐露されていらっしゃいました。オータム家とは、秋篠宮家の“秋”に由来した言い回しで、おもにネット上で散見されます。 この女性皇族は、ご公務の社会的な意義ではなく、秋篠宮家の騒動について取材されたことを、いまいましく思われたのでしょう。ご自身がそれまでにはありえなかった質問をされるのは、“皇嗣家のせい”という思いがあったようにお見受けしています」 皇族方は日本の伝統文化、社会福祉、スポーツなど、幅広い分野でのご公務を日々担われている。おつとめに注力するなかで、ほかの皇族方も秋篠宮ご夫妻のなさりように対して厳しい思いを募らせているというのだ。 ■秋篠宮家に注がれる皇族方の厳しい視線 前出の宮内庁関係者は、 「高円宮妃久子さまは30以上の名誉職を務められており、国内外で数多くのご公務に臨まれています。天皇陛下と雅子さまとのご成婚以前からの交流もあってか、以前から秋篠宮家をはじめとする各宮家による勝手な言動や発信を好まれていないと伺っています。 また眞子さんと小室圭さんの結婚騒動の際に、“小室家とは親戚になりたくない”と断言していた皇族もいらっしゃいました。秋篠宮ご夫妻は皇嗣と皇嗣妃であり、さらに秋篠宮家は皇位継承順位第2位の悠仁さまを擁しており、皇族方も直接苦言を呈するようなことはできません。 しかし、ご公務を通じて多くの国民と接する過程で、内心苦々しい思いを抱かれている皇族方は、けっして少なくないようです」 国民側だけでなく、まるで闇の中から次々と浮かび上がるかのような、皇室内からの厳しい視線。静岡福祉大学名誉教授の小田部雄次さんはこう語る。 「バッシングを受けた側にとっては、たしかに“いじめ的”と感じてしまうことは無理もないと思います。ただ、皇族というお立場を考えた場合、より公平で中立的な視野をもたれて、国民のさまざまな声を捉えていただくほうが賢明であると考えます。 皇室に対する国民の崇敬の念は、常に公平性を尊重する姿勢が実現されていることに根差している部分があるからです。バッシングする側と同じ土俵に立って争うことなく、“相撲の行司のような立場”からの、公平な判断を国民は期待しているはずです。 国民の期待を壊してしまうような言動は自制されることが望ましいですし、その自制がバッシングから崇敬の念に転じる可能性も生じるのではないでしょうか」 眞子さんと小室さんの結婚騒動以来、国民のみならず皇室内でも上がり続ける不満の声に、秋篠宮ご夫妻はどのように応えられていくのだろうか。
「女性自身」2025年1月21日・1月28日合併号