高齢者「12時間以上運動していない」緊急連絡先へ通知…北九州市の老人ホーム「見守りサービス」試験運用
北九州市小倉南区の住宅型有料老人ホーム「ゆうゆう壱番館」は、施設周辺の住民向けに、自宅に設置したセンサーが高齢者の動きや室温などを検知して早期に異常を把握できる「見守りサービス」の試験運用を開始する。
試験運用は12月から2か月間実施。一人暮らしの高齢者が転倒したり動けなくなったりした場合の早期発見につなげる。
サービスで使うセンサーは、すでに老人ホーム内で設置している。運動量や室温のほか、湿度や照度を感知し、12時間以上、室内での運動が見られなかった場合に、住人や事前に登録した緊急連絡先の親族らに警告が通知される仕組みという。
老人ホームの担当者は「課題を検証するなどして、今後のサービス展開につなげたい」としている。