10日、津軽で大雪の見込み 警報級も
9日の青森県内は強い冬型の気圧配置などの影響で、津軽を中心に断続的な雪となる所があった。強い冬型は10日にかけて続き、津軽では風を伴う大雪となる所があるほか、雪雲が停滞した場合は警報級の大雪、気圧の傾きが予想より大きくなった場合は外海で警報級の高波となる可能性がある。 青森地方気象台によると9日午後5時時点の各地の積雪は、青森市酸ケ湯378センチ(平年比171%)、青森大谷165センチ、青森107センチ(同243%)、五所川原82センチ(同241%)、弘前と平川市碇ケ関がそれぞれ76センチ(同211%、同195%)、野辺地58センチ(同290%)、今別と鯵ケ沢がそれぞれ43センチ(同143%、同226%)、八戸4センチ(同100%)など。 同時刻までの24時間降雪量は、野辺地15センチ、青森10センチ、酸ケ湯と青森大谷8センチ、五所川原と碇ケ関6センチ、むつ市脇野沢4センチ、鯵ケ沢3センチ、弘前とむつ、十和田、今別、三戸がそれぞれ2センチ、八戸0センチなど。 同気象台によると、東北の上空約5千メートルには、10日にかけ氷点下39度以下の強い寒気が流れ込み、青森県では気圧の谷の通過や寒気の影響で大気が非常に不安定な状態となる。 10日午後6時までの24時間予想降雪量は、いずれも多い所で津軽の山沿い50センチ、平地40センチ、三八上北の山沿い30センチ、平地20センチ、下北15センチ。 10日に予想される波の高さは、津軽の外海5メートル、下北と三八上北の外海2メートル、陸奥湾1.5メートル。予想される最大風速(最大瞬間風速)は、津軽の海上20メートル(30メートル)、下北と三八上北の海上15メートル(25メートル)、津軽の陸上13メートル(25メートル)、三八上北の陸上10メートル(20メートル)、下北の陸上8メートル。 通過する気圧の谷は周辺より気温が高く、最高気温は平年並みとなる見込み。10日の予想最高気温は八戸とむつ5度、青森と深浦4度、弘前3度。