「再現できた人、いる…?」『キャプテン翼』思わずマネした「憧れの必殺技シュート」
■体育館のマット上で実演したが…ネーミングも抜群だった「スカイラブハリケーン」
『キャプテン翼』に登場する大技といえば、秋田出身の双子の立花兄弟を取り上げないわけにはいかないだろう。政夫と和夫は相性抜群で、小学生編の花輪SSではゴールポストを利用して和夫が飛び、空中に上がったボールをヘディングで落とし、走り込んできた政夫が強烈なシュートを放つという「トライアングルシュート」で南葛SCを苦しめた。 その後、中学生編では花輪中に所属した2人。V3を狙う王者・南葛中戦に向け、新しいコンビ技を開発していた。 まず、兄弟のどちらかが(政夫と和夫の区別がもはやつかない)下になって両足を上に向け、ここにもう一方がジャンプして飛び乗り、足裏を合わせる。そこから二人の脚力でジャンプ力を上げ、上に乗った側が空中に飛び上がって味方のセンタリングに合わせ強烈なヘディングシュートを決めるのだ。 この必殺技こそが「スカイラブハリケーン」だ。抜群のネーミングセンスだった。しかも、高さは自由自在で低空飛行にも対応可能。シュートだけでなく、パスカットもできる優れ技だ。 さらに全日本ジュニアユースでは巨漢のDF・次藤洋の足に2人が乗り、そのパワーでツインシュートを放つ「スカイラブツインシュート」というトライアングル技まで登場した。 さて、この「スカイラブハリケーン」にも憧れたが、ジャンプをするので危ないため、体育館のマットを用いて特訓(!?)に励んだものである。『キャプ翼』好きな友人たちと一緒に再現しようとするのだが、どうしても両足がうまくドッキングしない。 体育館シューズを脱ぎ裸足になって試してもみたが、どうしても足がずれてしまい、寝ている政夫役の筆者の股間に直撃し悶絶したものだ……。「大丈夫か、兄ちゃん!」と友人はセリフまで和夫になり切っていたが、大丈夫なわけないだろう。 ちなみに、今回調べてみたところ“プールで真似をしてみた”という猛者たちもいるようだが、これは学生当時には思いつかなかったな……。