THE RAMPAGE 岩谷翔吾「一気読みできること意識した」小説『選択』で作家デビュー! 「少しでも希望だったり愛情が伝わる、背中を押せるような作品に」
16人組ダンス&ボーカルグループのパフォーマー、岩谷翔吾が初めての小説『選択』(幻冬舎)を発売、10月11日、都内で発売記念イベントを行った。岩谷はそのイベントに先立ち報道陣の取材に対応し、作家デビュー作の喜びや、本作に込めた思いや今後について語った。 念願の作家デビューを果たした THE RAMPAGE 岩谷翔吾 4年間の制作期間を経て完成させた作品。手に取った時の印象を聞かれた岩谷は「ようやく形できたなとシンプルにうれしく思いました。4年間、孤独の中で書き続けてきたので、やっとその孤独の暗闇に光が差したな、と。読者の方、手に取ってくださった方々に改めて感謝の気持ちでいっぱい」と笑顔。 『選択』は、「父親を殺す」と家を飛び出した亮と歩道橋から身を投げようと思っていた匡平、互いに命に向き合うなかで偶然に出会った幼なじみの2人の少年が非情な現実に直面しながらも生き抜いていく姿を描いている。 「タイトルにもある通り、人生は選択の連続で、今の自分が形成されていると思っています。いい選択もあれば悪い選択もあって、自分自身もあの時こういう選択をしていればもっとこうだったろうなということもあります。たぶん全く後悔なく今まで生きてこられたという方は少ないのではないでしょうか。そういう中で、後悔をする選択をとってしまっても自分を信じてほしいなって。今はどうしても断片的に物事を捉えて真意を知らずに匿名で責め立てたりということがあります。情報が多いからこそ直面していることだと思うんですけども。あの時こうすればと後悔で苦しんでいる方、孤独の中にいる方に少しでも希望だったり愛情が伝わる、背中を押せるような作品になればとそういうメッセージも込めたつもりでいます」 執筆にあたってこだわったのはスピード感。「本を読んだことない方や活字苦手という方に対してどれだけアプローチできるかをすごく考え抜きました」と、岩谷。 「自分も20代の人間として読書離れだったりとか、すごくわかります。例えば、SNS、TikTokとかで30秒でも長いなってスクロールしてる僕自身に対してもそうですけど、小説でありながら2時間の映画だと捉えて、一気読みできることをかなり意識しました」 その効果はすでに出ているようで、いい反応が身近からも返ってきているという。 「メンバーの浦川翔平が、普段は本や活字に触れないようなタイプなんですけども、どんなもんじゃいと最初の1ー2 ページを読んでみたら止まらなくなったって。じゃあ、10 ページまで読んで寝ようと思ったら続きが気になるからと、どんどん読み進めていったって聞いて、作家冥利に尽きるというか、まさしくそういうことをしたかったんだよ、と。そういう声もたくさん寄せられましたので、すごくうれしいです」と話していた。 次回作も気になるところだが、「1ー2 週間前ぐらいからメモ程度ですけども書き始めています」と、すでに着手していると明かした。THE RAMPAGEの東京ドーム公演が後押ししたようだ。 「『選択』を書き終えてちょっと燃え尽きた感じがあって自分自身も書けるかなと思ってたんですけど、東京ドームで見た景色は本当にかけがえのないもので、夢を叶えたとかキラキラしてたとかそういう思いだけじゃなく、10 年分のいろんな一筋縄ではいかなかったものだとか、すべてが重なって、うれしいだけの感情ではなかったんです。そういう感情と向き合ってるうちに、グループの青春群像劇みたいな感じが……。1作目が自分の住む世界とは真逆の暗い世界観を書いたんですけども、2 作目は自分にしか書けないものを書いてみたいなと。まだメモ程度の構想段階なので、こんなに大風呂敷を広げて大丈夫かなと自分でも心配になってるし、もう後戻りできなくなっちゃったなとヒヤヒヤしてるんですけども、何年後になるかわからないですけど必ず2作目は書きたいなと思ってます。書き続けます」 『選択』の原案は俳優の横浜流星。横浜と岩谷は高校時代からの友人で、同作は二人三脚で完成させた。
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